Planet Arch Linux JP

Arch Linux プロジェクトリーダーの今後について

February 24, 2020 10:57 PM

こんにちは皆さん

Arch に深く関わりだした頃から知っている方もいるかもしれませんが、多くの方は webサイトで私の名を知ったでしょう。私はしばらく Arch に関わり続け、2007年には Judd からこの獣のリーダーシップを引き継ぎました。しかし、よくあるように私の関与は時間とともに最小レベルにまで低下してしまいました。今こそ変化が必要な時でしょう。

Arch Linux には厳しい決断を下し、プロジェクトを正しく導くリーダーシップが必要です。私はそれを遂行できる立場にありません。

チームの努力により、 Arch Linux のスタッフは今後のリーダーを決定する新しいプロセスを考案しました。今後、リーダーは2年の任期でスタッフにより選出されます。この新たな選出プロセスの詳細はこちらを参照してください

最初の公式投票は Levente Polyak (anthraxx), Gaetan Bisson (vesath), Giancarlo Razzolini (grazzolini), and Sven-Hendrik Haase (svenstaro) を候補者として行われ、58の検証された投票により当選者が選ばれました:

Levente Polyak (anthraxx) がこの船の手綱を引き継ぎます。おめでとう!

今までありがとうございました
Aaron Griffin (phrakture)

Aaron Griffin@公式ニュース

Planet Arch Linux の移行について

February 24, 2020 10:57 PM

planet.archlinux.org を配信するソフトウェアは Python 2 で実装され、 Python 2 は上流でメンテナンスされなくなりました。現在、この機能は archlinux.org の archweb バックエンドに実装され、メンテナンスされていますが、若干の差異があります。

特筆すべき変更点は配信されるフィードと、フィードの場所です。 Archweb はここにある Atom フィードのみを配信します。

Jelle van der Waa@公式ニュース

openssh-8.2p1 への更新時は sshd の再起動が必要です

February 17, 2020 10:22 AM

openssh-8.2p1 への更新後、既存の SSH デーモンは新しい接続を受け付けなくなります (参考: FS#65517)。リモートのホストで更新を行う際には pacman -Syu を実行した直後に systemctl restart sshd を利用して SSH デーモンを再起動してください。openssh-8.2p1-3 以上に更新した場合、この再起動は自動で行われます。

Gaetan Bisson@公式ニュース

rsync の互換性について

January 15, 2020 10:44 PM

rsync パッケージはバージョン 3.1.0 までの古い --compress オプションとの互換性維持のため自前の zlib を同梱していました。バージョン 3.1.1 は 2014-06-22 にリリースされ、現在は全ての主要なディストリビューションでこれが配信されています。

なので、同梱していた zlib をドロップし、システムの zlib パッケージを利用するようにし配信することにしました。この変更により現在のセキュリティ問題だけでなく将来のものも修正されます。 rsync 3.1.3-3 でエラーが発生した場合は古いバージョンを動作させているユーザーに非があります。

Christian Hesse@公式ニュース

今後、パッケージの圧縮は xz に代わり Zstandard が利用されます

January 05, 2020 07:13 PM

2019年12月27日金曜日にメーリングリストでアナウンスされたように、パッケージの圧縮方式が xz (.pkg.tar.xz) から zstd (.pkg.tar.zst) に変更されました。

xz から zstd に変更することにより圧縮率が悪化します。オプションを指定し全てのパッケージを再圧縮すると、合計でおよそ 0.8% サイズが増加しますが、パッケージの展開速度は約 1300% 高速化されます。

リポジトリには545を超える zstd 圧縮されたパッケージが既にあり、パッケージが更新されると更に置き換わっていくでしょう。今の所、ユーザーが直面している問題は確認されていないので、うまく動作しているようです。

パッケージ作成者の方は最新の devtools (>= 20191227) を利用している場合、自動的に .pkg.tar.zst 形式のパッケージが作成されるようになります。
エンドユーザーの方は昨年末からのニュースを読んでいる場合には対応作業は不要です。

libarchive を2018年から更新していない場合でも対応策はまだあります。Trusted User 鍵で署名された pacman-static のバイナリが Eli Schwartz の個人リポジトリから入手でき、これを利用することでアップデートが実行できます。

Robin Broda@公式ニュース

Xorg cleanup の影響で対応作業が必要です

December 20, 2019 03:07 PM

Xorg cleanup の過程で更新には対応作業が必要です。以下のようなメッセージが出力される場合:

:: installing xorgproto (2019.2-2) breaks dependency 'inputproto' required by lib32-libxi
:: installing xorgproto (2019.2-2) breaks dependency 'dmxproto' required by libdmx
:: installing xorgproto (2019.2-2) breaks dependency 'xf86dgaproto' required by libxxf86dga

更新時にこちらのコマンドを使用してください: pacman -Rdd libdmx libxxf86dga && pacman -Syu 更新後には安全に "xorgproto" パッケージを削除することができます。

Andreas Radke@公式ニュース

primus_vk 1.3-1 以降へのアップデートでは手動の作業が必要です

November 25, 2019 03:28 PM

バージョン 1.3-1 よりも前の primus_vk パッケージでは soname リンクが一部不足していました。1.3-1 で修正されたため、アップデート時に未追跡の soname リンクを上書きする必要があります。以下のようなエラーが表示された場合:

primus_vk: /usr/lib/libnv_vulkan_wrapper.so.1 exists in filesystem
primus_vk: /usr/lib/libprimus_vk.so.1 exists in filesystem

以下のコマンドでアップデートしてください:

pacman -Syu --overwrite=/usr/lib/libnv_vulkan_wrapper.so.1,/usr/lib/libprimus_vk.so.1

Giancarlo Razzolini@公式ニュース

新しいカーネルパッケージと mkinitcpio フック

November 11, 2019 10:40 PM

全ての公式カーネル: linux, linux-lts, linux-zen, linux-hardened はカーネルを /boot にインストールしなくなりました。

/boot へのインストール、削除は mkinitcpio のフックとスクリプトにより行われます。これについて対応作業は不要です。

この変更の目的はカーネルパッケージの自己完結性を高め、ブートプロセスの柔軟性を高めると同時に下位互換性を維持することです。

現在は mkinitcpio のみがカーネルのインストール、削除を行うフックを備えています。まだ dracut はこの変更に対応していませんが、近いうちに同様のフックが実装されるでしょう。

Giancarlo Razzolini@公式ニュース

arch-announce メーリングリストにおける最近のメールについての説明

October 26, 2019 04:08 PM

今日、 mailman によるホワイトリストチェックを迂回して1件のメールが arch-announce メーリングリストに送信されました。これは不正アクセスに起因するものではなく、 Arch Linux サーバーは侵入されていません。

mailman の poster password 機能を利用し、この問題が再度発生しないよう対策を施しました。また、問題の単純なホワイトリストチェックが他に使用されていないことを確認しています。

追記: poster password が機能していることを確認するため、今日2件目のメールが送信されました。このメールは意図的に送信され、いかなるチェックも迂回しませんでした。

Giancarlo Razzolini@公式ニュース

2018年9月以降にリリースされた libarchive へのアップデートが必要です

October 16, 2019 11:00 PM

圧縮アルゴリズム zstdxz 並の圧縮率を維持しつつ高速な圧縮や展開を実現します。これによって pacman によるパッケージインストールが高速化されます。特にデメリットはありません。

近々ある pacman 5.2 のリリースでは zstd を用いたパッケージの圧縮をサポートしたビルドツールを提供します。zstd で圧縮されたパッケージをインストールするには2018年9月にリポジトリ入りした zstd をサポートした libarchive が必要になります。zstd で圧縮されたパッケージを配布していくのにあたって、全てのユーザーが libarchive 3.3.3-1 以上へのアップデートを終えている必要があります。リリースされてから一年経っているので、おそらく既にアップデートを終えていると思います。万が一アップデートしていない場合には急いでください。

カスタムスクリプトを使用している場合にはハードコードされたファイル拡張子に依存しないように注意してください。zstd で圧縮されたパッケージの拡張子は .pkg.tar.zst になる予定です。

Christian Hesse@公式ニュース

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最終更新日時: February 28, 2020 10:22 AM。